桑名の駅
中原 中也

『桑名の駅』は中原中也の短編作品。301文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。

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5分以内
  301 文字
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書き出し 桑名の夜は暗かつた蛙がコロコロ鳴いてゐた夜更の駅には駅長が綺麗な砂利を敷き詰めたプラットホームに只独りランプを持つて立つてゐた桑名の夜は暗かつた蛙がコロコロ泣いてゐた焼蛤貝の桑名とは此処のことかと思つたから駅長さんに訊ねたらさうだと云つて笑つてた桑名の夜は暗かつた蛙がコロコロ鳴いてゐた大雨の、霽つたばかりのその夜は風もなければ暗かつた(一九三五・八...
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