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鈴木三重吉の全作品

青空文庫で公開されている鈴木三重吉の全作品27篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜27件 / 全27件
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女神の死世界ができたそもそものはじめ。
これは、二千年も、もっとまえに、希臘が地中海ですっかり幅を利かせていた時代のお話です。
冷吉は自分には考へる女がなかつたものだから、讀んだ物の中の、赤い鳥を遁がして出て行く女を、自分の女にして考へてゐた。
岡の上に百姓のお家がありました。
自分が毎日物を書く一と間の前には、老い耄(ほう)けたやうな、がた/″\の黒板塀が限られてゐる。
トゥロットのお母ちやまは、朝、いろんな人たちと一しよに、馬車でそとへお出かけになりました。
小さいときから自分を育てゝ來たお千は、下女と祖母とを伴れて、車に乘つて一足先に移つて出た。
町に金魚を賣る五月の、かうした青い長雨の頃になると、しみ/″\おふさのことが思ひ出される。
インドだのエジプトだのといふやうな熱帯地方へいきますと、蛇使と言つて蛇にいろ/\のことをさせて見せる、わたり歩きの見世物師がゐます。
パナマの運河といへば、だれにもおわかりのとほり、南北アメリカのまん中の、一とうせまい、約五十マイルの地峡をきりひらいて、どんな大きな軍艦でもとほれるやうにこしらへたほりわりです。
或(ある)小さなお坊ちやんが、お誕生日のお祝ひに、箱入りのおもちやをもらひました。
むかしむかし、或(ある)山の上にさびしい湖水がありました。
すゞ子のぽつぽは、二人とも小さな/\赤いお手帳をもつてゐます。
むかし、ダマスカスといふ町に、イドリスといふなまけものがゐました。
村のとほりにそうた、青い窓とびらのついた小さな家に、気どりやの、そのくせ、お金にかけては、をかしなほどこまかな、おばあさんが、女中と二人で、ひつそりとくらしてゐました。
トゥロットのお家は貴族で、お父さまは海軍の士官ですが、今は遠方へ航海中で、トゥロットはお母ちやまや女中のジャンヌたちと一しよに、海岸の別荘でくらしてゐます。
トゥロットの別荘のうしろは、きれいな小さな砂浜になつてゐました。
むかし、アメリカの或(ある)小さな町に、人のいい、はたらきものの肉屋がいました。
ロシアのウラディミイルといふ町に、イワン・アシオノフといふ商人がゐました。
大正十二年のおそろしい関東大地震の震源地は相模なだの大島の北上の海底で、そこのところが横巾最長三海里、たて十五海里の間、深さ二十ひろから百ひろまで、どかりと落ちこんだのがもとでした。
姉妹三人の星の女が、毎晩、美しい下界を見るたびに、あすこへ下りて見たいと言ひ/\してゐました。
或(ある)山の村に、きれいな、青い湖水がありました。
これは昔も昔も大昔のお話です。
貧乏な百姓の夫婦がいました。
これは、こしらへた冒険談ではなく、全くほんたうの事実話ですから、そのつもりでお聞き下さい。
千鳥の話は馬喰の娘のお長で始まる。
おくみが厄介になつてゐるカッフェーは、おかみさんが素人の女手でやつてゐられる小さい店だけれど、あたりにかういふものがないので、ちよい/\出前もあるし、お客さまもぼつ/\来て下さるので、人目にはかなりにやつて行けるらしく見えたが、中へ這入つて見ればいろ/\あれがあつて、おかみさんは、月末になると、よく浮かない顔をして、ペンと帳面を手に持つたまゝ、茫(ぼん)やりと一つところを見つめてゐられるやうなことがあつた。
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