ブンゴウサーチ
児童書版
TOP 若山牧水 全作品

若山牧水の全作品(2ページ目)

青空文庫で公開されている若山牧水の全作品66篇を、おすすめ人気順で表示しています。

51〜66件 / 全66件
Tweet
作品名
著者
読了時間
人気
山上の宿院に着いた時はもう黄昏近かつた。
一週間か十日ほどの豫定で出かけた旅行から丁度十七日目に歸つて來た。
一週間か十日ほどの予定で出かけた旅行から丁度十七日目に帰って来た。
この沼津に移つて來て、いつの間にか足掛五年の月日がたつてゐる。
駿河なる沼津より見れば富士が嶺の前に垣なせる愛鷹の山東海道線御殿場驛から五六里に亙る裾野を走り下つて三島驛に出る。
自分の故郷は日向國の山奧である。
友人と共に夕食後の散歩から歸つて來たのは丁度七時前であつた。
私は草鞋を愛する、あの、枯れた藁(わら)で、柔かにまた巧みに、作られた草鞋を。
沼津から富士の五湖を※つて富士川を渡り身延に登り、その奧の院七面山から山づたひに駿河路に越え、梅ヶ島といふ人の知らない山奧の温泉に浸つて見るも面白からうし、其處から再び東海道線に出て鷲津驛から濱名湖を横ぎり、名のみは久しく聞いてゐる奧山半僧坊に詣で、地圖で見れば其處より四五里の距離に在るらしい三河新城町に※つて其處の實家に病臥してゐるK――君を見舞ひ、なほ其處から遠くない鳳來山に登り、山中に在るといふ古寺に泊めて貰つて古來その山の評判になつて居る佛法僧鳥を聽いて來よう、イヤ、佛法僧に限ら...
山には別しても秋の來るのが早い。
眼の覺めたままぼんやりと船室の天井を眺めてゐると、船は大分搖れてゐる。
伊豆半島西海岸、古宇村、宿屋大谷屋の二階のことである。
――ひと年にひとたび逢はむ斯く言ひて別れきさなり今ぞ逢ひぬる――十月二十八日。
その伊豫の今治から尾の道がよひの小さな汽船に乘つて、一時間ほども來たかとおもふ頃、船は岩城島といふ小さな島に寄つた。
マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は 青空文庫公式サイトの取り扱い基準 をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。