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紫式部の全作品(2ページ目)

青空文庫で公開されている紫式部の全作品56篇を、おすすめ人気順で表示しています。

51〜56件 / 全56件
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亡き人の手なれの笛に寄りもこし夢のゆくへの寒き夜半かな(晶子)権大納言の死を惜しむ者が多く、月日がたっても依然として恋しく思う人ばかりであった。
しめやかにこころの濡(ぬ)れぬ川霧の立ちまふ家はあはれなるかな(晶子)そのころ世間から存在を無視されておいでになる古い親王がおいでになった。
あふけなく大御むすめをいにしへの人に似よとも思ひけるかな(晶子)そのころ後宮で藤壺と言われていたのは亡き左大臣の女の女御であった。
朝の月涙のごとくましろけれ御寺の鐘の水渡る時(晶子)二月の二十日過ぎに兵部卿の宮は大和の初瀬寺へ参詣をあそばされることになった。
ありし世の霧来て袖を濡(ぬ)らしけりわりなけれども宇治近づけば(晶子)源右大将は常陸守の養女に興味は覚えながらも、しいて筑波の葉山繁山を分け入るのは軽々しいことと人の批議するのが思われ、自身でも恥ずかしい気のされる家であるために、はばかって手紙すら送りえずにいた。
心をば火の思ひもて焼かましと願ひき身をば煙にぞする(晶子)長い年月馴(な)れた河風の音も、今年の秋は耳騒がしく、悲しみを加重するものとばかり宇治の姫君たちは聞きながら、父宮の御一周忌の仏事の用意をしていた。
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