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10分以内で読める小川未明の短編作品(4ページ目)

青空文庫で公開されている小川未明の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編227作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(2,001〜4,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
151〜200件 / 全227件
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正ちゃんは、左ぎっちょで、はしを持つにも左手です。
さびしいいなかながら、駅の付近は町らしくなっていました。
熊さんは、砂浜の上にすわって、ぼんやりと海の方をながめていました。
もう、ひやひやと、身にしむ秋の風が吹いていました。
兄さんの打った球が、やぶの中へ飛び込むたびに辰夫くんは、草を分けてそれを拾わせられたのです。
町の方から、いつもいい音が聞こえてきます。
私達は、この社会生活にまつわる不義な事実、不正な事柄、その他、人間相互の関係によって醸成されつゝある詐欺、利欲的闘争、殆んど枚挙にいとまない程の醜悪なる事実を見るにつけ、これに堪えない思いを抱くのであるが、それがために、果して人間そのものについて疑いを抱かないだろうか。
正二くんは時計がほしかったので、これまでいくたびもお父さんや、お母さんに、買ってくださいと頼んだけれども、そのたびに、「中学へ上がるときに買ってあげます。
たま/\書斎から、歩を街頭に移すと、いまさら、都会の活動に驚かされるのであります。
若いがんたちが、狭い池の中で、魚をあさっては争っているのを見て、年とったがんが歎息をしました。
あるところに金持ちがありまして、毎日退屈なものですから、鶏でも飼って、新鮮な卵を産まして食べようと思いました。
外は寒いけれど、いいお天気でした。
たいへんに、金をもうけることの上手な男がおりました。
秋風が吹きはじめると、高原の別荘にきていた都の人たちは、あわただしく逃げるように街へ帰ってゆきました。
風船球は、空へ上がってゆきたかったけれど、糸がしっかりととらえているので、どうすることもできませんでした。
すがすがしい天気で、青々と大空は晴れていましたが、その奥底に、光った冷たい目がじっと地上をのぞいているような日でした。
この度、日本国民童話協会が創立されまして衷心からお喜びの言葉を申し上げます。
なんでも、一本の木が大きくなると、その根のところに、小さな芽が生えるものであります。
あるところにぜいたくな人間が住んでいました。
小学校にいる時分のことでした。
月の中で兎が餅を搗(つ)いているというお伽噺(とぎばなし)も、それが以前であったら、何等不自然な感じを抱かせずに子供達の頭にはいったであろうが、いまの小学校へ行っている者に、月を指して、あの中に兎が棲んでいるといったら、たといそれがお話であろうと、かく空想することに却て骨が折れるかもしれない。
町から、村へつづいている往来の片側に、一軒の小さなペンキ屋がありました。
孝ちゃんの、近所に住んでいる自動車屋の主人は、変わった人でした。
北の故郷を出るときに、二羽の小鳥は、どこへいっても、けっして、ふたりは、はなればなれにならず、たがいに助け合おうと誓いました。
花の咲く前には、とかく、寒かったり、暖かかったりして天候の定まらぬものです。
季節が、冬から春に移りゆく時分には、よくこんなような静かな、そして、底冷えのする晩があるものですが、その夜は、まさしくそんな夜でありました。
野原の中に一本の松の木が立っていました。
村は静かでありました。
上昔、ある国に金持ちの王さまがありました。
春のころ、一度この谷間を訪れたことのあるしじゅうからは、やがて涼風のたとうとする今日、谷川の岸にあった同じ石の上に降りて、なつかしそうに、あたりの景色をながめていたのであります。
自由性を多分に持つものは、芸術であります。
崖からたれさがった木の枝に、日の光が照らして、若葉の面が流れるように、てらてらとしていました。
高い山の、鳥しかゆかないような嶮(けわ)しいがけに、一本のしんぱくがはえていました。
冬の晴れた日のことであります。
「誠さんおいでよ、ねこの子がいるから。
冬でありましたけれど、その日は、風もなく穏やかで、日の光が暖かに、門口に当たっていましたので、おみよは学校から帰りますと、ござを敷いて、その上で、人形や、おもちゃなどを出してきて遊んでいました。
ミレーの絵を見た人は、心ある者であったならば、誰しも涙ぐましさを感ずるであろう。
ある日のこと、女中はアルミニウムの湯沸かしを、お嬢さんたちが集まって、話をしていなされたお座敷へ持ってゆくと、「まあ、なんだね、お竹や、こんな汚らしい湯沸かしなどを持ってきてさ。
広い庭には、かきが赤くみのっていました。
良ちゃんは、お姉さんの持っている、銀のシャープ=ペンシルがほしくてならなかったのです。
池の中に水草がありましたが、長い冬の間水が凍っていましたために、草はほとんど枯れてしまいそうに弱っていました。
この村でのわんぱく者といえば、だれ知らぬものがなかったほど、龍雄はわんぱく者でした。
もくら、もくらと、白い雲が、大空に頭をならべる季節となりました。
寒い、北の方の小さな町に、独り者の男が住んでいました。
達ちゃんの組に、田舎から転校してきた、秀ちゃんという少年がありました。
くりの木のこずえに残った一ひらの葉が、北の海を見ながら、さびしい歌をうたっていました。
良吉は貧しい家に生まれました。
たくさんな金魚の子が、おけの中で、あふ、あふとして泳いでいました。
小さな姉弟は、父の目が、だんだん見えなくなるのを心配しました。
私は、蔵書というものを持ちませんが、新聞や、雑誌の広告に注意して、最新の出版でこれは読んで見たいなと思うものがあると求めるのがありますが、旧いものは、これは何々文庫というような廉価本で用を達しています。
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