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折口信夫の全作品(2ページ目)

青空文庫で公開されている折口信夫の全作品202篇を、おすすめ人気順で表示しています。

51〜100件 / 全202件
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今の時期の日本人に、一番見せたく思はれるのは、文楽座の舞台が、最濃厚に持つてゐる愁ひの芸術である。
「福は内、鬼は外」と言うことを知って居ますか。
一昨々年の初春には、苦しい目を見た。
「……花を惜しめど花よりも惜しむ子を棄て武士を捨て、住みどころさへ定めなき有為転変の世の中や……。
沖縄に於ける私の最信頼する友人は、学問や人格や、いろ/\な点から別々であるが、第一は、伊波普猷さんであり、その余にはまづ四人が浮ぶ。
今の世の学者が、あらゆる現象を、単純から複雑に展開してゆくものときめてかゝる考へ方は、多くの場合まちがつた結論に安住することになつてゐる。
東京と上方とでは舞踊家の態度が異つてゐる。
芳賀先生の爲事を見るのに、最も著しい兩方面があることゝ思ひます。
藤の森が男で、稲荷が女であると言ふ事は、よく聞いた話である。
黒川能東京公演に先だつこと二个月、私は偶然あの村(黒川村)に行き合はせて能及び狂言を見ることが出来た。
我々には、相撲と言へば、春場所・夏場所の感じだけしかなくなつたが、誹諧の季題では、これが秋の部に這入つて居る。
静かな秋冬が来る。
日本の芸能には古代からまひとをどりとが厳重に別れてゐた。
能楽の獅子舞には、本式に、赤頭に獅子口の面をつけて出る石橋と、望月や内外詣のやうに、仮面の代りに扇をかづき、赤頭をつけるのとがある。
山形県には、秋田県へかけて、室町時代の芸能に関した民俗芸術が多く残つて居ります。
斎藤さんの文学や、学問に理会のおそかったことが、私一代の後悔でもあり、遺憾でもある。
室町時代の末に出来たと思はれる職人歌合せの中、勧進聖訓職人歌合せといふのがあつて「絵解き」の姿が画かれてゐる。
柳田先生の民俗学的研究上、一大体系をなす石信仰。
わが車は、とある村に入りぬ。
謡曲小町物の一で、卒都婆小町などゝ共に、小町の末路を伝へたものである。
(一)語根日本品詞組織の考察は動詞の解体からのを便利とする。
若い頃、よく衆生の恩など言ふ語を教はつたものだが、その用語例に包含させては、ちよつと冷淡過ぎる氣もする。
その写実主義が、意外に強靭であり、理論的に徹したところのあるものだといふことを、こんどの幸四郎の舞台に見て、しみ/″\快く感じた。
大尽と末社我々は遊郭の生活は穢いものと思つてゐるが、江戸時代の小説・随筆等を読むと、江戸時代の町人は遊郭生活を尊敬してゐる。
その頃、目に故障を持つてゐた戸板君が、戦争に出ることになつた。
短歌に口語をとり入れることは、随分久しい問題である。
組踊りは、また冠船踊りとも言うた。
寄席なんかに出入りするのは、あまりよい趣味ではない。
日本青年館の長い履歴の間に、人は、その多くのよい成績をあげるであらう。
〔一〕明神御宇日本天皇詔書……云々咸聞。
文學を愛でゝめで痴れて、やがて一生を終へようとして居る一人の、追憶談に過ぎぬかも知れない。
昼の部四時間夜興行四時間半、其に狂言が三つ宛。
他人にはないことか知らん。
鴎外と逍遙と、どちらが嗜きで、どちらが嫌ひだ。
私は、語部の職掌及び、其伝承した叙事詩の存在した事を、十数年以来主張して来た。
むら/\と見えてたなびく顔見世の幟のほどを過ぎて来にけり昭和十年三月、私の作る所である。
今度計画せられた此書物は、類変りの随筆集といふだけに、識り合ひの方がたが、どんな計画で、思ひもかけぬ事を書かうとして居られるかといふ事が、かうして居る今でもまざ/\と胸に泛んで来る。
かう言ふ憎々しい物言ひをして、大變な勞作を積んで入らつしやる作家諸氏に失禮に當つたら、御免下さい。
前代文明の残溜地東海道の奥から、信州伊那谷へ通じてゐる道が、大体三通りあります。
いかに、奏聞まをすべき事の候。
ようべは初めて、澄んだ空を見た。
秋の日は、沖縄島を憶ふ。
淡島様黙阿弥の脚本の「松竹梅湯島掛額」は八百屋お七をしくんだものであるが、其お七の言葉に、内裏びなを羨んで、男を住吉様女を淡島様といふ条りが出てくる。
河内瓢箪山へ辻占問ひに往く人は、堤の下や稲むらの蔭に潜んで、道行く人の言ひ棄てる言草に籠る、百千の言霊を読まうとする。
いつまでもものを言はなくなつた友人――。
夏祭浪花鑑の長町裏の場で、院本には「折から聞える太鼓鉦」とあるばかりなのを、芝居では、酸鼻な舅殺しの最中に、背景の町屋の屋根の上を、幾つかの祭礼の立て物の末が列つて通る。
「桃・栗三年、柿八年、柚は九年の花盛り」といふ諺唄がある。
此会の此役は久しく、先輩山崎楽堂さんが続けられてゐましたが、今度は私が代つて申すことになりました。
こんなに立派な本が出来たのですから、私の序文など必要がない訣です。
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