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10分以内で読める青空文庫の短編作品(7ページ目)

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編2,631作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(2,001〜4,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
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私はいつか眼鏡をこわしたことがあった。
*あの第一回の烈震以来、その後千数百回の余震に、人人はどれだけ脅かされたか。
南洋群島の土人の間で仕事をしていた間は、内地の新聞も雑誌も一切目にしなかった。
むかし後深草天皇の御代に、玄翁和尚という徳の高い坊さんがありました。
余近日「スペンセル」氏ノ性理書ヲ讀ミ感ズル所アリ。
夏も半ばを過ぎてゐた。
近時我國婦人の身長が伸びて、プロポーシヨンが非常に能くなり、私共の學生時代に比して實に隔世の感があります。
老人醫學は考えもの「老人の日」などと號して六十以上の老人を煽てあげることが流行して來たが、六十になつた私は却つて全くやり切れない程、くすぐつたい話だ。
(明治二十年二月十三日[#改行]本會第二十七會ニテ述ブ)坪井正五郎MS君は報告第十一号に「コロボックル果シテ北海道ニ住ミシヤ」と題する一編を載せて「此疑問ヲ决定討究スルハ我邦人類學上重要ノ事ト信ズレバ」云々と記されましたが私も左樣に考へますから此事に付いて思ふ所を述べやうと存じますMS君は北海道の諸地方から出る土器や石器をコロボックルのものとするなら之々の個條をも併せて信じなければならぬだろうとて六個條を連ねられましが直に一致し難い所が有りまする第一即ち「コロボック...
病めるが上にも年々更に新しき病を増すわたしの健康は、譬えて見れば雨の漏る古家か虫の喰った老樹の如きものであろう。
ある街に、気むずかしいおじいさんが住んでいました。
むかし加賀百万石の城下に、長町という武士町がありました。
私が今住っている処は、東に南アルプス山系の仙丈ヶ岳や、白根山系の山々、など、殆んど年中雪を頂いている、一万尺内外の高山の屏風を遠望し、西には、僅か数里の距離を置いて、西駒山脈、詰り中央アルプスが亙っている。
父さんは海へ、母さんは山へ、秋日和の麗わしい日に働きに出掛けて、後には今年八歳になる女の子が留守居をしていました。
倫敦で二ヶ月ばかり下宿住いをしたことがあるけれど、二ヶ月のあいだじゅう朝御飯が同じ献立だったのにはびっくりしてしまった。
文芸が果して男子一生の事業とするに足るか何うかと云うことに答える前に、先ず文芸とは如何なるものであるか、と云うことを明かにしなければならぬ。
もしそれ技術的の方面、製作上の道程などを子細に考えるならば、それは殆ど数知れぬまでに未知の世界を知ったと言うべきである。
少年の時郡へいったが、ちょうど立春の節であった。
一、中野重治それからもう數年になるのである。
宮崎は人口七万ばかりの小さな町で、附近に官幣大社宮崎神宮や、熱帯植物の青島があること以外、殆んど世間に知られていない。
女なればか力など望まで弱く美しく生れしまゝの男にてあれ甲斐なしや強げにものを言ふ眼より涙落つるも女なればか血の色の爪に浮くまで押へたる我が三味線の意地強き音前髪も帯の結びも低くしてゆふべの街をしのび来にけり天地を鳴らせど風のおほいなる空洞なる声淋しからずや朝寒の机のまへに開きたる新聞紙の香高き朝かな我が髪の元結ひもやゝゆるむらむ温き湯に身をひたす時かろきねたみ捨てむなど邪おもふ時に君...
子供達は二月は冷凍された。
十二月の初め頃、ちょっと用事があって、ワシントンへ出かけた。
大観さん、と生前どおりに呼ばせていただく。
女性というものの平凡さに、江島屋宗三郎は、つくづく愛憎を尽かして居りました。
アイヌ語の研究にかけては、世界的な権威として、その名声をうたわれているジョン・バチラー博士が、アイヌ語で説教をして、アイヌを感心させたという話が伝えられております。
青年時代に、自我にめざむるにつれて、人は次第に家族から孤立せざるをえないやうになる。
ことしの盂蘭盆には、思ひがけなく、ぎり/\と言ふところで、菊五郎が新仏となつた。
上静かにすゝむ時の輪の軋(きしり)つたへて幽かにも――白光、小鳥にゆるゝごと明日の香ゆらぐ夢の浪薄紫にたゞよひて白帆張りゆく霊の舟円らに薫る軟かぜの千里の潮の楽の音と人が息吹は力あるいのちの韻、永久に血の脈搏と大闇の沈黙やぶりて響くまで――神澄みわたる雪の夜の聖きひと夜を神秘なる天の摂理と黙示との悟うるべく厳かに書万巻の廬(ろ)をいでゝ雪に清し...
そろそろさみだれの季節がやって来る。
私は先ず我国民生活が目下の窮迫情態に陥った原因に溯って一言したいことがあります。
犬ころしが、はいってくるというので、犬を飼っている家では、かわいい犬を捕られてはたいへんだといって、畜犬票をもらってきてつけてやりました。
最近の釣界の傾向として、唯釣ればいいといふ濫獲的な傾向が無くなつて、いかにして釣るかどうして釣れるか、といふ研究的な態度が多くなつて来たのは、先づ喜ぶべき傾向であらう。
満洲のみなさま。
題名ほどの深い關係もないのであるが、科學ペンからの求めで、已むを得ず[#「已むを得ず」は底本では「己むを得ず」]ペンを執る。
あれはもう何年前か。
なぜファウストは悪魔に出会ったか?ファウストは神に仕えていた。
古い京都のそれよりは一層正しく、東西南北に確実な井桁(市の動脈)を打ち重ねた北海の首府――石狩原野の大開墾地に囲まれて、六万の人口を抱擁する札幌の市街――住民は凡て必らずしも活動してゐるではないが、多くは自己一代の努力に由つてその家を建てたものだ。
今朝も七時ごろに目が覺める。
一月十一日、この日曜日に天気であればきっと浅草へ連れて行くべく、四ッたりの児供等と約束がしてあるので、朝六時の時計が鳴ったと思うと、半窓の障子に薄ら白く縦に筋が見えてきた、窓の下で母人の南手に寝て居った、次の児がひょっと頭をあげ、おとッさん夜があけたよ、そとがあかるくなってきました、今日は浅草へゆくのネイ、そうだ今日はつれてゆくよ、今まで半ねぶりで母の乳房をくちゃくちゃしゃぶって居た末のやつが、ちょっと乳房を放して、おとッちゃん、あたいもいくんだ、あたいも連れていってよ、そうそうおまえも...
釣の法悦境海釣りや磯釣り、さては湖沼の舟釣りを除くと、釣にはあるく事がつきものになつて居る。
フロベニウスの『アフリカ文化史』は、非常に優れた書であるとともにまた実におもしろい書である。
その時、太郎さんは七つ、妹の千代子さんは五つでありました。
■式場君には色々の著書がある。
ある人々わたしはこの世の中にある人々のあることを知っている。
若山氏の死について、遺族の方から御通知がなかつた爲、僕はずつと遲く、最近になつて始めて知つたわけであつた。
初めは慰み半分に手をつけて見た雪の研究も、段々と深入りして、算えて見ればもう十勝岳へは五回も出かけて行ったことになる。
英ちゃんは、お姉さんから、お古の財布をもらいました。
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